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2021/10/18
太陽光保険の10年契約の問題点その2
三井住友海上の保険、事業活動総合保険を使って契約者がNTTスマイルエナジーの団体扱いの太陽光専用の保険があります。
この補償条項を分析いたしました。
ほとんどの事故が補償される補償範囲の広い保険でした。
事故が原因で売電収入が減少した場合に、一日10000円限度で売電損失が補償されます。
オーナー様は追加の保険料を支払う必要はなく、自動的にこの団体の加入者であれば補償されるとのことでした。
ただい、これも電気的機械的事故による売電損失は対象外。
これをカバーするための保険の提案もさせていただきました。
2021/10/11
動産総合保険の見直し詳細情報1
10年契約の動産総合保険の問題点を分析してほしいというご依頼が増えています。
どなたの場合も、売電収入保険の追加をご希望です。
送っていただいた信販系(オリコ)の動産総合保険の問題点は以下の通りでした。
@ 蓄電池のみの設置は保険の対象外です。(蓄電池が無ければ問題ありません)
A フェンスの損害は対象外です。
B 電気的事故または機械的事故の損害は対象外です。(これは電話で説明した通りです)
C 建物の外部からの飛来、落下、衝突、倒壊によらない機器自体による落下の損害は対象外です。
D 調査費用、点検費用、借り修理費用などは対象外です。
E 水害の場合は残存物取り片付け費用は対象外です。
F 臨時費用保険金(損害保険金の10%100万円限度、または30%500万円限度)は対象外です。
詳細を見ますと、対象外の事故がこんなにあることが分かります。
オリコ以外の場合は、対象外事故が異なります。
みなさんも一度現状の分析をして、問題の発見と解決のための時間を作ってみませんか?
2021/10/04
廃棄費用の受け取れる保険
TN社から業界初の太陽光廃棄費用が受取れる保険が発売されました。
火災または落雷、風災、水災もしくは地震その他の自然災害等により、太陽光発電モジュールに損害
が生じた場合に、発電規模の縮小または発電事業の廃止を目的として、太陽光発電設備を撤去する際
の廃棄費用を補償します。
※修理費用は対象外。
設備容量1kWあたり10,000 円 ( 最 大 1,000万円)
※地震リスクは1kWあ
たり2,000円(最大200万円)
修理費用が受取れるわけではありませんが、すでに長期の動産総合保険に加入中で、廃棄費用やサイバーリスクに備えたい
オーナー様は検討してみる価値があるかもしれません。
当社としては、修理費用も出て、大幅な廃棄費用が必要なら、臨時費用30%、500万円限度を付けられることを
おすすめします。
2021/09/27
大型台風の備え
大型の台風16号が日本に接近するようです。920hp、平均風速60m、最大瞬間風速75mというのは、未体験の規模かもしれません。
P=0.125V² つまり風圧=破壊力は風速の二乗に比例します。
破壊力の目安は、平均風速40m/s以上で家屋の倒壊があり、鉄骨構造物で変形するものがあります。
太陽光発電所のパネルは、風圧の影響を受ける程度が大きく、大型台風の被害を受ける確率が高まります。
事前の備えといっても、建物でおおわれていない露出した屋外構築物なので、対策のしようがありません。
やはり、被害を受けたときの保険の補償を十分に備えておくことが最も大切になってきます。
2021/09/21
新規のお問合せ2件
京都のお客様からと神奈川のお客様から新設の発電所の保険のお問合せが連続でありました。
神奈川のお客様は今年年末に3基同時に連系予定です。
最近、売電収入保険のみの契約のお問合せや、免責金額の調整による保険料の違いなど、オーダーメイドの保険を希望されるお客様が増えてきているような気がします。
それだけ、太陽光保険が年数とともに多くの知識をオーナー様が持ち、できるだけコスパが良い保険を求めて見える証拠だと思います。
2021/09/13
地震保険の追加加入
すでに太陽光発電所の保険をお任せいただいているお客様が、地震保険をできるだけ低コストで備えたいというご要望がありました。
地震保険にも免責=自己負担設定ができます。
たとえば、100万円までの自己負担ならなんとか自社でカバーできるけどそれ以上になったら、資金調達に支障が出るという場合は、免責を100万円追加して100万円を超えた分から保険のお支払いとなるという設定にすることができます。
この免責設定でかなりの保険料削減が可能となります。
2021/09/06
売電収入補償保険だけのお支払い
太陽光発電設備本体に突発的な損害があり、その結果、売電収入が減少する事故はたびたび起こります。
本体の保険ではお支払いができない場合があります。
ひとつは、メーカー補償で修理費の負担が無い場合。
もうひとつは、免責金額の範囲内でお支払いができない場合。
どちらの場合でも、売電の損失はお支払いができる場合があります。
売電の免責時間は24時間。それを超えた分に損失があれば、本体の保険でお支払いが出来たかどうかと
無関係にお支払いの対象となります。
2021/08/30
太陽光発電所の地震保険
静岡県に所在する太陽光発電所の見積り依頼に、地震保険の見積り依頼がありました。
地震による火災、倒壊、津波の被害は地震保険が無いと補償されないことはよく知られていることです。
太陽光の設備に地震保険を付けることは可能です。
本体価格の30%までとか免責金額があるとか、いろいろな制約があるとはいえ、借り入れで建設資金を調達している事業者さま
にとっては、ひとつのリスクヘッジとなります。
保険料も決して安くはありませんが、一つの選択肢にしていただきたい点です。
2021/08/23
太陽光落雷被害金額パワコン
7月末にこの地方で激しい落雷が発生、何件かの被害報告を受けました。
そのうち一件が太陽光発電所のパワコンの被害です。
約78万円が支払われました。
見積書どおり+臨時費用がありましたので、見積金額以上の受取りでした。
大変助かったと喜んでいただきましたが、パワコンの被害金額は高額となりがちです。
2021/08/16
不測突発事故は補償されますか?
不測突発事故とは、自然災害や盗難、火災などの基本補償以外の「偶然な事故が原因で突然起こる事故」すべてを補償する内容です。例えば、枯れた倒木が太陽光パネルに倒れて損壊した、鹿が飛び込んでパネルを割った、猿が電線コードを引きちぎったなどの倒木や獣害が補償されます。
これが付いていないと、こうした事故は補償されません。
郊外の里山に設置されることの多い太陽光発電所は、こうした事故が結構多いです。
不測かつ突発事故が補償されるかどうか、これもオーナーあs間にご注いただきたい点の一つです。